昨日はJWP川崎大会にご来場の方、応援して下さった方、ありがとうございました。
題名に【完】と書きましたが、私が思っていた【完】とはならなかったので、本当は【完】とは書きたくはありませんでした。
ですが、2014年10月26日という日は既に終わりを迎えましたし、2014年10月26日JWP川崎大会という大会はもう二度と行われる事はないのです。そして、私のタイトルマッチも終わりました。【夢であって欲しい】そう思いましたが、私はしっかり現実を見ようと思います。
ですから【完】とします。
昨日は【あと数時間でチャンピオンになる】【あと数時間で中島安里紗と地獄で会える】
そう思うと、真っ赤な生暖かいエナジーがドクドクと吹き出す…そんな感情でいっぱいでした。
中森華子の残酷物語。チャンピオンになってから始まるんだ…
そんな事ばかり考えていました。
結果は。
5、JWP認定無差別級選手権試合 30分1本勝負 [王者]◯中島安里紗 (14分48秒、ドラゴンスー プレックスホールド) 中森華子●[挑戦者]
本当だったら今私の腰に巻いている予定だった無差別のベルト。
あの、光り輝く無差別のベルト。
私が欲しくて欲しくて堪らない…それはもう、喉から手が出る程欲しい無差別のベルト。
巻くことは出来ませんでした。
どうしようもない悔しさ…。
私は、タイトルマッチが決まってから昨日までの40日間、本当に本当に毎日毎日必死でした。必死だけど…私の8年というプロレス人生の中で最も充実していて、そして試合も練習も、何か発信するのでさえも、本当に楽しく面白かった。
自分が望んだタイトルマッチのはずなのに、何故だか勝手に一人で押し潰されそうにもなりましたが、それでも充実感に満ち溢れていたような気がします。
ですが、分からないけど…恐らく中島安里紗という選手は
ずっとずっと…そのような日々を送っていたのだと思います。
今となれば、私の充実感なんてものは
自惚れに過ぎないのですが…。
【私はダッシュし続けてるよ、ずっと。】
中島安里紗の言葉です。
私は、いま、【猛ダッシュ】しているから
追い付けるし追い越せる…そう思っていました。
ですが、ダッシュし続けているモノに、いきなり猛ダッシュで挑んだところで
その差は激しくあるものだと、試合を終えて感じました。
いつもでしたら試合後【あの瞬間こうしていれば…私は勝てた】とか考えて、時既に遅し。そういうものの繰り返しでしたが、
今回ばかりは、どうも思いつかないのです。
決まり手となってしまったドラゴンスー プレックスホールド。確かに、それを返す事が出来たら
もしかしたら…とあったかもしれません。
でも私は返す事が出来なかった。
それが全てです。
私の、中森華子の今現在の実力。
私が何を仕掛けたところで立ち上がってくるのなんて分かりきっていた事だし、今まで何度も試合してきたから、私の動きも読まれる…。そんなこと分かってた。
対策もありました。
でも、通用しなかった。
試合後、マイクで「JWPに中島安里紗がい る、中森華子がいる。それを生かすのも殺すのも私たち2人しだいなんじゃないですか?」と言われました。
そうして、中島安里紗の握手に応じました。
【JWPを大きく、そして盛り上げる】
そういう意味で言ったのかは分かりませんが私は、少なくともそう感じ、その部分だけは中島安里紗と同じと感じたので
握手しました。
一緒に何かやろうとか、そんな意味でもなんでもない。
中島安里紗の沢山の色々な気持ち、そんなものは分からないし、私の気持ちも、きっと中島安里紗は知りません。
本当は…握手なんて悔しくてしたくなかったし、するつもりもなかったんです。
悩みました。
数十秒だったかもしれませんが、私には長い時間に思えました。
人の本心や気持ちなんてものは
分かっているようで分からないもの。
だから私は握手に応じる事が出来てしまったのかもしれません。
中島安里紗のやり方、中島安里紗しか出来ない事。
同じく中森華子にもあるのです。
昨日のタイトルマッチ。
もしもあのときワールドにハマってしまっても、もうそれはきりがない事なんです。
ですから私はもうこれ以上考えるのは辞めます。
中島安里紗は昨日の時点で【次のタイトルマッチの対戦相手】の希望を述べていました。
アイスリボンの藤本つかさ選手です。
そうです、タイトルマッチが終わってもすぐ、そこで終わりではなく、次へ次へと進んでいくのです。
私だって、チャンピオンになってからの事…防衛したい選手。心に決めていました。
それはもう、今では空想の妄想でしかないのですが。近い将来必ず実現させます。
時は過ぎてしまうもの、そして次へと進んでいく。
私、立ち止まってなんていられないよ!
無差別のベルト。
全然まだまだ諦めてなんてない!
中島安里紗とのシングル。実は昨日で6回目でした。
私は8年というキャリア。3年弱中島安里紗はいなかったので、約5年の間で私は6回も負けているのです。
無差別のベルト。
そして中島安里紗を破る事。
諦めない。ぜったい。
そのためには今日から猛ダッシュし続けます。でも猛ダッシュしても勝つことは出来ませんでした。
ですから私は【猛猛猛猛猛猛猛猛猛猛猛猛猛猛猛猛猛猛猛猛ダッシュ】し続けます。
そして、チャンピオンになってから残酷物語(中森華子プロデュース第2章)を始めようと思ったのですが、私は、今日から…
【残酷物語】を始めたいと思います。
これからのJWPにも期待していて欲しいです。
そして、“残酷楽園に住む残酷プリンセスが残酷物語を開始”中森華子を見ていて下さい!
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10/26川崎☆タイトルマッチ!完…。
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